20代 Nさん 双極性障害_発達障害_睡眠障害_偏頭痛_性別違和_脳過敏(感覚過敏)
精神疾患になるまでの経緯
親からピアノを習っていたが「覚えが悪い」と言われたりすることや、
長男が一番偉いという考えがあり、「他の兄弟と比べて劣っている」と言われることで
家庭内のストレスを感じていました。
そして、発達障害の関係から、学校での人間関係が上手くいかず、
小学４年生の頃から、中途覚醒があり、
寝たとしても夜中の2～３時に起きてしまう
その結果、保健室で休むことが増えてきてしまいました
そして中学生の頃、部活動が合わず過敏性腸症候群になりました。
しかし、親からの医療ネグレクトがあったため、症状が出てから診断に至るまで２年かかりました。
そこで内科医が心療内科か精神科の診療を勧められたが、親が世間体を気にすることにより
病院に通わせてくれませんでした。
高校生になり、過敏性腸症候群になりながら生活を続けていたら
欠席が増えており、出席日数がギリギリになっていました。
大学受験のタイミングで予備校の通い始めた時に、
ボーっとしていたり、急に涙が出たりしておりました。
大学生になって、親の反対を押し切って一人暮らしを始めて
授業中に発達障害という病気を詳しく知り、そこで初めて精神科に通いました。
その際に抑うつとADHD(不注意型)とASDを診断されました。
様々なストレスが加わり、症状が悪化したため病院を変えた時に
双極性感情障害と診断されました。
病気の症状
・過敏性腸症候群
家庭環境のストレスが原因。一人暮らしを始めて２年後に良くなりました。
・急に涙が出る
情動失禁。AO入試の面接の際に自分のエピソードトークを話すと、
涙が止まらなくなり落ちてしまいました。
・ボーっとして頭が働かない
予備校で気付いたら２～３時間経っており、受験勉強はおろか課題すら進めることが困難であった
・躁状態の時にお金を使い込んでしまう
・過集中
朝８時から夜１２時までハンドメイドの作業をしてしまう。
・吐き気
・偏頭痛
痛すぎて授業に参加すらできなかった
・ADHD(不注意型)
毎日お弁当作っていて、２日１回位玄関先に置き忘れる
バイトの給料口座の存在を忘れる
日中の眠気が酷すぎて、授業中に寝てしまうことや
歯科治療中に寝てしまうこともあった。
・感覚過敏
匂い、光、音などに弱い。空調やテレビ、モーター音に気が散ってしまう。
プロジェクターを見続けられない。スーパーの鮮魚コーナーで気持ち悪くなってしまう。
・性別違和
幼い時からスカートや肌を出すことの抵抗感あった
名前が呼ばれるのに嫌悪感があった
スカートが長い高校を選んで進学した
現在の私
現在でも症状として、
予定通りに物事が上手くいかないことに凄くストレスを感じてしまいます。(ASD的症状)
不眠の薬を飲んでいますが、体がすぐ耐性がついてしまい、コロコロと薬を変えており現在でも薬を調整しているところです。
遅刻癖(寝坊)や後回し癖は、投薬治療や認知行動療法により、少し良くなってきております。
習慣づけができなかったため、定期的に薬を飲むことができなかったが、
学友に協力してもらい、服薬したら報告して褒めてもらうことを繰り返して、習慣づけることができました。
薬の副作用で手足の震えがあり、それを抑える薬も処方して貰っています。
飲んでる薬：アトモキセチン、リボトリール、バルプロ酸ナトリウム、クエチアピン、デエビゴ、エスゾピクロン（ルネスタ）、コンサータ 、ビペリデン、時々漢方
頓服：エチゾラム（デパス）、リスパダール、ドンペリドン
筋肉注射→エビリファイ
大学卒業後、就職活動に失敗したため、パートタイム勤務(2箇所の事業所)をしていました。
仕事としては、放課後等デイサービス(障がいのあるお子さんや発達に特性のあるお子さんを対象に療育を行っている場所)にて働いていました。
しかし、入って２ヵ月経った頃、微熱の症状が続き、コロナ渦だったため熱が下がるまでの間の１か月間お休みを頂きました。
その後、1箇所の事業所のみで働くようになり、週６勤務から週４勤務になりました。(社会保険は会社の配慮により継続していた)
週４勤務から週６勤務に戻したら、発熱による体調不良があり、コロナ渦のためまたお休みを頂くことになりました。
再度1ヶ月お休みを頂いていたが、発熱が続いており復帰できず、その間に会社は別の人材を採用しており、
雇用継続が難しくなり、退職いたしました。
自分が体調が悪化した時に親が病院に連れていってくれる保証が無いことと
実家に帰るとストレスが多いため、体調に影響があるのではないかと考え
生活保護を受けて一人暮らしを継続しております。
現在は障害年金に申請し、就労継続支援B型作業所に通い、
自立した生活に向けて努力をしているところです。
